新潟県新潟市中央区の新潟三越跡地に計画されている「西堀通5番町地区市街地再開発事業」。当初は2030年春の開業を目指していましたが、近年の情勢を踏まえて大幅な計画見直しが行われています。
当初計画では、地上150mの新潟県内最高層タワーマンションを主体とした複合施設を予定していましたが、建設費の高騰により、高さを「約60m程度」へ大幅に規模縮小する見通しとなりました!
新潟市中心部(にいがた2km)の目玉となる一等地での開発事業。現在どのような状況になっているのか、テナントや施設の当初計画と最新の動向について詳しく見ていきましょう!
建設資材費や人件費の歴史的な高騰を受け、事業費が膨張。これに対応するため、当初計画していた「37階建て・高さ150m」の超高層タワー構想を断念し、建物の高さを「約60m程度」へ大幅に縮小(ダウンスケール)する見通しであることが判明しました。
これに伴い計画の練り直しが行われており、事業認可の目標も「2027年度」へ先送りされました。実際の解体・着工・開業は当初計画(2030年春)から3年~4年以上遅れる(2033年〜2034年頃)見通しとなっています。(2026年6月現在)
| 2023年1月21日 公開 | 2023年9月16日 イメージ図更新 |
| 2026年2月23日 計画見直し・延期情報更新 | 2026年6月25日 最新情報(高さ60mへ縮小見通し)反映 |
西堀通5番町地区市街地再開発事業の外観は?(※当初案)
西堀通5番町地区市街地再開発事業として発表されていた外観イメージ(※見直し前の当初案)はこちらです。

低層階は立体的に森に囲まれ、高層階は突き抜けた高層タワーとなります。今まで見たことがないような斬新な外観が特徴ですね!

設計は藤本壮介氏が主宰する藤本壮介建築設計事務所が担当していました。古町、そして新潟の新たなシンボルとなる素晴らしいデザインでしたが、建物の高さが150mから60mへ縮小されることに伴い、この外観デザインも抜本的に変更される可能性が極めて高い状態です。
西堀通5番町地区市街地再開発事業の概要(※当初計画)
西堀通5番町地区市街地再開発事業の当初概要は以下の通りです。

| 名称 | 西堀通5番町地区市街地再開発事業 |
| 所在地 | 新潟市中央区西堀通五番町(旧・新潟三越跡地) |
| 敷地面積 | 約10,000㎡ |
| 延床面積 | 約85,000㎡(※見直しにより大幅縮小予定) |
| 建物構造 | 地上37階、地下1階(※見直しにより階数減の予定) |
| 建物高さ | 地上約150m → 約60mへ縮小見通し |
| 用途 | 商業、業務、高齢者施設、共同住宅 |
| 事業協力者 | 廣瀬、東京建物 |
幻となった「新潟県内で最も高い建物」構想
当初の計画では、新潟県内で最も高いタワー(150m)になる予定でした。
| 名称 | 所在地 | 高さ |
| 西堀通5番町地区再開発(当初計画) | 新潟県新潟市 | 約150m |
| 万代島ビル(朱鷺メッセ) | 新潟県新潟市 | 140m |
| NEXT21ビル | 新潟県新潟市 | 128m |
| NASPAガーデンタワー | 新潟県湯沢町 | 117m |
| 西堀通5番町地区再開発(最新の見通し) | 新潟県新潟市 | 約60m |
朱鷺メッセ(140m)を抜き、27年ぶりに新潟県内で最も高いビルが更新されるビッグプロジェクトとして期待されていましたが、資材高騰の煽りを受けて高さは半分以下の「約60m(15階〜20階建て程度)」となる見通しです。
周辺のNEXT21ビル(128m)やグランドメゾン西堀通タワー(111m)と比べても低い建物となり、古町エリアのスカイラインを大きく変えるタワー構想は事実上幻となりました。
西堀通5番町地区市街地再開発事業のフロアは?
150m(37階建て)のタワー構想段階でのフロア構成は以下のようになっていました。高さが60m程度に縮小されるため、マンションの戸数やオフィス・商業エリアの面積が大幅に削られることになります。

| 【参考】当初のフロア計画(※現在は見直し中) | |
| 10階~37階 | マンション(約350戸) |
| 7階~9階 | 高齢者向け住宅 |
| 4階~6階 | オフィス |
| 地下1階~3階 | 商業施設 |
高層階はマンション(戸数縮小へ)
事業協力者に東京建物が参画しているため「Brillia(ブリリア)」ブランド等の分譲マンションになる予定です。当初は約350戸を計画していましたが、高さが60mに縮小されることで、戸数も大幅に削減される見通しです。
中層階のオフィス・低層階の商業施設
「新潟県最大級のオフィス」や「温浴施設を含む広域集客型の商業施設(地下1階~3階)」が計画されていましたが、建物全体のボリュームが減るため、これらの機能がどこまで維持されるかが今後の焦点となります。地下街「西堀ローサ」との接続機能は維持されるとみられます。
西堀通5番町地区市街地再開発事業のテナントは?
2026年6月現在、テナントは明らかになっていません。
建物の規模を根本から見直している段階のため、テナントに関する情報が出るのは数年先になりそうです。
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新潟三越について
西堀通5番町地区市街地再開発事業は「新潟三越」の跡地に建設されます。

新潟三越の歴史を少し振り返ってみましょう。
| 1937年(昭和12年) | 小林百貨店 開業 |
| 1980年(昭和55年) | 「新潟三越百貨店」に名称変更 |
| 1984年(昭和59年) | 新潟三越 増築 |
| 2020年(令和2年) | 新潟三越 閉店 |
西堀通5番町地区市街地再開発事業の開業日は?
当初は2030年春開業予定とされていましたが、現在は大幅に遅れる見通しです。
| 2027年度中(予定) | 事業認可(※延期後の方針) |
| 時期未定 | 既存建物解体・新築工事着工 |
| 2033年〜2034年頃? | 開業(※当初より3〜4年遅れの見通し) |
事業費の膨張を受けて建物の規模を60mへ縮小するなどの見直しが行われており、事業認可の目標が2027年度に先送りされました。このため、実際の解体から開業までは当初の「2030年春」から3〜4年以上後ろ倒しになる公算が大きくなっています。
西堀通5番町地区市街地再開発事業の地図(場所・アクセス)
場所は古町の中心部、新潟三越の跡地です。
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