福岡県北九州市市小倉北区の市場「旦過市場」が再開発・再整備され、新たな市場「旦過地区立体換地建築物」が2026年秋開業!
旦過市場が再開発され、1階・2階には複数店舗が出店!
旦過市場の建て替えについて概要、テナントや求人情報など最新情報を見ていきます!
| 2026年1月24日 公開 |
旦過市場の建て替え後の外観は?
旦過市場の建て替え後の外観は以下の通りです。

外観は再開発ビル、といった印象ですが、1階は市場の機能を維持し、2階は飲食店、3階と4階は立体駐車場となり、新たな付加価値を持った建物になります。
こうした市場の再開発は石川県金沢市の近江町市場の再整備(近江町いちば館)にも類似しているかもしれません。
度重なる火災を乗り越え、防災機能の強化とともに新たな商業ゾーンへの転換が進んでいます。
旦過市場の再整備の概要
建て替え後の旦過市場の概要は以下の通りです。
| 名称 | 旦過地区立体換地建築物(仮称) |
| 所在地 | 福岡県北九州市小倉北区魚町4丁目 |
| 敷地面積 | 2,835.45㎡ |
| 延床面積 | 8,275.78㎡ |
| 商業施設面積 | 不明 |
| 階数 | 地上4階 |
| 店舗数 | 不明 |
| 駐車台数 | 128台 |
本プロジェクトは、老朽化した木造店舗が密集していた旦過市場エリアを、防災性の高い建物へ建て替えるとともに、賑わいを継承する事業です。大きく分けて「商業棟」と「大学・複合棟」の整備が進められています。(※上記の概要は商業棟のものです)
旦過市場について
旦過市場について見ていきたいと思います。

■大正時代:川から始まった「北九州の台所」
旦過市場の歴史は100年以上前の大正時代(1913年頃)に遡ります。隣接する神嶽川(かんたけがわ)を昇る船が荷揚げを行い、自然発生的に市が立ったことが起源とされています。
その後、昭和30年代には現在のアーケードが整備され、北九州工業地帯の胃袋を支える「北九州の台所」として発展しました。
■昭和の風景と「水上店舗」
旦過市場最大の特徴は、川の上にせり出すように建てられた木造建築群です。昭和レトロな風情が観光名所として人気を集める一方、老朽化や水害リスク、防火面での課題を長年抱えていました。
■2度の火災と復興への決意
再開発計画が動き出していた最中の2022年(令和4年)、4月と8月に相次いで大規模な火災が発生。古い木造店舗の多くが焼失するという悲劇に見舞われました。
現在の再開発事業は、単なる施設の更新ではなく、この火災を乗り越え、地域の安全と賑わいを次世代へつなぐ「復興のシンボル」としての意味合いも強く持っています。
旦過市場の再開発ビルのフロアは?
現在建設中の「商業棟(A地区)」は、2026年秋の開業を目指して工事が進んでいます。地上4階建ての計画で、フロア構成は以下の通りとなる予定です。
フロア構成と特徴
| 3階・4階 | 駐車場 |
| 2階 | 飲食・物販ゾーン |
| 1階 | 市場店舗ゾーン |
- 1階:市場店舗ゾーン
現在の旦過市場で営業している鮮魚店、青果店、惣菜店などが移転・入居する予定です。「北九州の台所」としての活気ある雰囲気をそのまま継承します。 - 2階:飲食・物販ゾーン
観光客や地元客が滞在できる飲食店などが想定されています。当初は市場関係者による運営が計画されていましたが、現在は民間事業者への運営委託(マスターリース等)を含めた公募・調整が進められています。 - 3階・4階:駐車場
来街者用の駐車場が整備され、アクセス性が向上します。
2027年には「北九州市立大学」の新学部も誕生
商業施設に隣接するエリア(B街区,C街区)には、北九州市立大学の「情報イノベーション学部(仮称)」が開設される予定です。

建物はせり出し、アーケードの役割も兼用する形となります。
- 開設予定:2027年(令和9年)4月
- 概要:DX(デジタルトランスフォーメーション)人材を育成する新学部。
これにより、従来の「買い物の街」に「学生の街」としての機能が加わり、若年層の回遊が増加することが期待されます。学生向けのカフェやサービス店舗の出店需要も高まりそうです。
旦過市場の再開発ビルのテナントは?
2026年1月24日現在、求人誌等からテナントは明らかになっていません。
またテナントが明らかになり次第更新していきます。
旦過市場の求人情報は?
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旦過市場の再開発ビルの開業日は?
最新の進行スケジュールは以下の通りです。
- 2026年(令和8年)夏~秋頃:商業棟の建物竣工(予定)
- 2026年度中:商業施設としてのグランドオープン
- 2027年(令和9年)4月:北九州市立大学 新学部 開設
- 2027年度:周辺整備含め事業完了予定
旦過市場の再開発ビルの場所は?(地図・交通アクセス)
現地での建て替えとなります。
【編集長の考察】北九州の魂、焦土からの再生。旦過市場再開発が挑む「レトロと防災」の究極の難題
1. 「キレイになりすぎる」ことへの恐怖と挑戦
旦過市場の最大の魅力は、昭和初期から続く「あの混沌とした、薄暗くも温かい空気感」でした。これを最新の再開発ビルで再現するのは、至難の業です。 多くのファンが抱く懸念は、「ただの綺麗なスーパーマーケットや、無機質な商業施設になってしまうのではないか」という点です。 今回の再開発計画では、通路幅を確保しつつも、あえて店舗の軒先を出し、対面販売の距離感を維持する「賑わいの演出」に腐心しています。建物は新しくなっても、店主とお客さんの「距離の近さ」と「呼び込みの声」さえ戻れば、そこは間違いなく旦過になります。ハード(建物)ではなく、ソフト(人)が市場の空気を守れるか、その真価が問われます。
2. 悲願の「防災」と神嶽川(かんたけがわ)との共生
旧・旦過市場は、神嶽川の上に違法建築スレスレで張り出す、まさに「東洋の魔窟」的な景観が名物でしたが、それは同時に「老朽化」と「水害・火災リスク」の裏返しでもありました。 新しい市場は、川との距離を適切に取り、防災機能を完備した「絶対に燃えない市場」として生まれ変わります。 これは情緒を失うこととトレードオフに見えますが、川沿いに新たなテラスや遊歩道を整備することで、「背を向けていた川と、再び向き合う市場」へと進化します。ドブ川の臭いではなく、親水空間としての価値をプラスすることで、観光地としてのポテンシャルは火災前よりも高まるはずです。
3. 「観光地・旦過」と「台所・旦過」の両立
近年、旦過市場は「大學堂」の大學丼などを目当てにする観光客が急増していました。 再開発では、食べ歩きやイートイン需要に応えるスペースが拡充される見込みですが、ここで忘れてはならないのが、地元の料理人が仕入れに来る「プロの市場」としての機能です。 観光客向けの「映えスイーツ」ばかりの店になってしまっては、旦過の魂は死にます。泥付きの野菜、新鮮な魚、独特の練り物が並ぶ「生々しい生活感」があってこそ、観光客も魅力を感じるのです。 再入居するテナント構成において、この「ガチな市場機能」をどれだけ維持できるかが、10年後の評価を決定づけます。
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