大阪府大阪市の大阪駅北の最後の超一等地「うめきた」エリアの第2期エリア「うめきた2期」地区(仮称)が2024年に街びらきして、2027年に全体開業となります!
三菱地所を代表とするJV9社が、「みどりとイノベーションの融合拠点」をコンセプトに、オフィス・マンション、商業施設、公園などからなる1つのまちづくりを行う国内最大級の一大プロジェクトです!
うめきた2期エリアがどのようなエリアとなるか、開業に向けたスケジュールなども含め、詳しく見ていきたいと思います!



2018年7月16日 公開 | 2020年3月29日 情報追加 |
2020年9月16日 情報追加 | 2020年12月21日 情報追加 |
2021年8月17日 ホテル情報追加 | 2021年11月24日 ホテル情報追加 |
2022年3月19日 駅ビル情報追加 | 2022年5月16日 うめきた公園 情報更新 |
2022年5月19日 商業施設情報更新 | 2022年11月17日 オフィス情報更新 |
うめきた2期エリアの完成イメージは?
まずは、うめきた2期エリアの完成イメージから見ていきましょう!
以下がうめきた2期の全景のイメージです。
希望の杜-Osaka“MIDORI”LIFE 2070 の創造-が大きなコンセプトとなっています。
緑と高層ビル群が”共生”する光景は圧巻ですね…!!
『「みどり」と「イノベーション」の融合拠点』がこのまちづくり全体のコンセプトで、次世代都市といった感じで、期待が高まります。
うめきた2期エリアの特徴は?
うめきた2期エリアがどのような特徴を持っているのか見ていきます。
こちらがうめきた2期エリアの全体イメージとなっています。
主に、北地区と南地区に民間宅地、中央に都市公園が設けられる構造となっています。
45,000㎡の広大な都市公園「(仮称)うめきた公園」
うめきた2期エリアの最大の特徴と言ってもいいのが、45,000㎡に及ぶ広大な都市公園が設けられることです!!
45,000㎡と言われてもピンときませんよね…(笑)
どのくらいの大きさなのか、比較してみました!
名称 | 面積 |
うめきた2期 敷地全体 | 90,000㎡ |
うめきた2期 都市公園 | 45,000㎡ |
新梅田シティ(梅田スカイビル)敷地面積 | 41,782㎡ |
下福島公園 | 41,307㎡ |
甲子園球場 全体面積 | 38,500㎡ |
天保山公園 | 20,319㎡ |
隣接する新梅田シティ全体の敷地面積をやや上回り、天保山公園の2倍以上の面積となります!
また、うめきた2期の敷地面積が90,000㎡なので、そのうちの半分は公園で占められるというわけです。
都市公園は市道を境に「北地区」「南地区」に分かれます。
北地区の「うめきたの森」
北地区の都市公園は「うめきたの森」と名付けられます。
こちらが、うめきたの森の完成イメージ図です。
”都心で自然を感じられる憩いの空間”になるそうで、イメージ図から見てもそのような雰囲気が分かりますね。
四季折々の花とビオトープのような池。その背後に高層ビルがあることがまたカッコイイ…!
南地区の「リフレクション広場」
こちらがリフレクション広場の完成イメージ図です。
南地区は「リフレクション広場」という広場になります。
なんと、”10,000人規模のイベントに対応する”広場となるそうで、超大型イベントに期待が高まりますね!
金沢21世紀美術館やルーブル・ランスといった建築は世界中から評価されていますね。
北地区が森に対して、南地区は広場という対比になっています。
そして、背景のグランフロント大阪のビル群がアクセントとなっています!ニューヨークのセントラルパークのようですね。
道路と公園が一体的になった「ステッププラザ」
うめきた2期エリアの北地区と南地区を隔てる、市道大阪駅北1号線ですが、エリア全体の回遊を分断しないための工夫もされています。
道路と公園が一体的に整備された「ステッププラザ」という空間になります!完成イメージ図は梅田スカイビルからグランフロント大阪の方向を見た様子になっています。
市道であるにもかかわらず、まるで公園のような幅の広い遊歩道が設けられ、ショップやオープンカフェが並んでいる様子が見られますね。
これほど道路と公園が一体的に整備された空間は全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
北地区と南地区を結ぶ「ひらめきの道」
ステッププラザをオーバーパスし、北地区と南地区を結ぶデッキ「ひらめきの道」が整備されます。
ひらめきの道の由来は、大きなコンセプトの一つ”ひらめきや創造につながる多様で寛容な場づくり”というものからきています。
うめきた2期エリアが”イノベーションの拠点”となるよう込められていますね。
イメージ図を見ると、デッキのアーチ部分は階段となっているのが面白いですね。
こちらのイメージ図で赤線になっている部分は散策路になっています。
公園内に立体歩行者通路が整備され、大阪駅やグランフロントともスムーズにアクセスできるよう工夫されます。
つまり、グランフロント大阪~大阪駅~うめきた2期エリアと回遊性があるものになりますね。
ネクストイノベーションミュージアムが誕生!
うめきた公園内には「ネクストイノベーションミュージアム」という施設が誕生します!
新しい製品や技術、サービス、アートなど、ライフデザイン・イノベーションに資する「モノ」や、イベント・プログラム等のさまざまな「コト」に触れられるミュージアムとして、展示者と市民との接点の場ともなります。
特徴は天井高15mの大展示室が設けられることで、どのようなイノベーションが見られるのかワクワクしますね!
大阪出身の世界的建築家で、大阪府立近つ飛鳥博物館や地中美術館などの建築があります。
北地区にはオフィス・ホテル・イノベーション施設等を配置
北地区の民間施設には、オフィス・ホテル・イノベーション施設などが設置されます。
あくまで現時点でのイメージパースですが、ガラス張りで緑に覆われた建物には近未来感を感じます!
北地区のなかでも一番北側には高層マンションが建設されます。
南地区にはオフィス・商業施設・MICE施設等を配置
南地区の民間施設には、オフィス・商業施設・MICE 施設などが設置されます。
あくまで現時点でのイメージパースですが、北地区同様、ガラス張りで緑に覆われた建物には近未来感を感じます!
まさに水と緑と共生している感じが伝わってきますね。
南地区のなかでも北側にはオフィスやホテル、一番南側には高層マンションが建設されます。
うめきた2期エリアにどのような建物が建てられる?
先述した通り、うめきた2期エリアは北街区、南街区、都市公園に分かれますが、それぞれのエリアでどのような機能が設けられるのか見ていきます。
(三菱地所)
北街区
北街区には以下の機能が設けられます。
- ホテル
- オフィス
- 商業施設
- 分譲住宅
- イノベーション施設
- プラットフォーム施設
- 駐車場
特徴的なのは、「イノベーション施設」や「プラットフォーム施設」が設けられることです。
これは北街区の向かいにあるグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」ともリンクするものとなっており、うめきたには国内トップクラスのイノベーション空間が設けられます。
また、商業施設も配置される予定です。
賃貸棟[北街区]
構造 | 地上26階、地下3階、塔屋2階 |
敷地面積 | 8,402.88㎡ |
建築面積 | 5,150.00㎡ |
延床面積 (容積対象面積) | 64,421.20㎡ (54,617.10㎡) |
高さ | 124.30m |
用途 | ホテル、中核機能、商業施設 |
当初計画では28階としていましたが、27階建てに変更されたようです。そして、最新情報では26階建てに変更されました。(当初は高さ150mの計画でしたが、124mとなりました)
賃貸棟のフロアは以下の通りです。
10階~25階 | [ホテル]人々の交流の場となるライフスタイルホテル |
3階~9階 | [中核機能]うめきた地区の新産業創出・産学官民交流拠点 |
1階~2階 | [商業]「みどり」や中核機能、ホテルと連携した商業機能。店舗面積約3,000㎡ |
主に、ホテル、産学官交流拠点、そして商業施設が設けられるようです。
グランフロント大阪のナレッジキャピタルとうめきた2期エリアの中核機能を繋ぎ、知の交流と市民参加を促進する商業空間となるそうです。
また、関西・大阪のカルチャーを発信するライフスタイルホテル(300室)が進出します。
ヒルトンライフスタイルブランド「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」が進出!
うめきた2期の北街区の10階から25階には、ヒルトンのライフスタイルホテルブランド「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」が進出!
キャノピーbyヒルトンは、世界各国に32施設を展開し、今後29施設が開業予定のライフスタイルブランドのホテルです。
「キャノピー・セントラル」といわれる、フロントやラウンジ、レストラン、ルーフ・トップバーが兼ね備えられたエリアが特徴です。くつろぎながら大阪の街をゆっくりと眺められそうですね。
トランスファーラウンジ、フィットネス、会議室、1階にはカフェが併設予定です。
名称 | キャノピーbyヒルトン大阪梅田 |
客室面積 | 32㎡が中心 |
客室数 | 308室 |
開業時期 | 2024年上期 |
分譲棟[北街区]
構造 | 地上47階、地下1階、塔屋3階 |
敷地面積 | 7,318.81㎡ |
建築面積 | 3,194.50㎡ |
延床面積 (容積対象面積) | 71,317.70㎡ (46,804.00㎡) |
高さ | 約176m |
用途 | 約600戸のハイグレードの都市型住宅 |
分譲棟は約600戸の住宅とのことで、タワーマンションとなりますね。
ハイグレードとなるため、大阪駅近接の高級物件となりそうです。
南街区
南地区には以下の機能が設けられます。
- オフィス
- ホテル
- 商業施設
- 都市型スパ
- MICE 施設
- イノベーション施設
- 分譲住宅
- 駐車場
賃貸棟1棟と高層マンション1棟の合計2棟が建設予定です。
またこの中で興味深いのは、都市型スパが設けられることでしょうか。
うめきたの都市公園や、ビル街を見ながら入浴できるようになると面白いですね。
また、北地区と同様に「イノベーション施設」があるほか、「MICE施設」が設けられます。
MICEという言葉は世間に定着しつつあるお馴染みの言葉ですが、
Incentive tour(報奨・招待旅行)
Convention・Conference(大会・学会・国際会議)
Exhibition(展示会)
の造語となっています。
全国に90のMICE施設を運営する大阪の企業、株式会社コングレが運営し、国際コンベンションが開けるような空間・施設が整備されます。
賃貸棟【西棟】[南街区]
構造 | 地上39階、地下3階、塔屋1階 |
敷地面積 | 25,262.07㎡【東棟と合算】 |
建築面積 | 17,086.72㎡【東棟と合算】 |
延床面積 (容積対象面積) | 314,249.30㎡【東棟と合算】 (277,805.82㎡) |
高さ | 181.50m |
用途 | ホテル、オフィス、MICE、商業施設 |
賃貸棟【西棟】のフロアは以下の通りです。
28階~38階 | [ホテル]大阪の都市格を高める5つ星級のスーパーラグジュアリーホテル |
6階~27階 | [オフィス]総貸室面積約90,000㎡、基準階面積約4,100㎡の大規模オフィス |
4階 | [MICE]国際集客・交流に資する大ホール、小ホール及び会議室を整備 |
1階~2階 | ホテル(ロビー) |
地下1階~3階 | [商業施設]「みどり」と融合し、まちの賑わいを創出する商業機能 |
主に、ホテル、オフィス、MICE、商業施設から構成されます。
この西棟が「うめきた2期」において最大となる建築物となり、ホテルは街の格式を高めるスーパーラグジュアリーホテル(252室)、大阪府内屈指の大型オフィス、大規模商業施設が整備されます。
ヒルトン最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」が進出!
うめきた2期の南街区・西棟には、ヒルトンの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア」が進出!
ウォルドーフ・アストリアは、世界各国に30施設を展開する最上級ブランドのホテルで、ニューヨーク・マンハッタンでもランドマークとして親しまれる非常に有名なホテルです。
公式サイトには、「ここにしかない類まれな体験と最上の空間で生涯忘れることのない時間をご提供します。」と書かれていました。
日本国内への進出は、2026年に東京・日本橋に進出予定となっており、大阪では2025年上期に開業予定であるため、日本初進出となります!

名称 | ウォルドーフ・アストリア大阪 |
客室面積 | 50㎡が中心 |
客室数 | 252室 |
開業時期 | 2025年上期 |
付帯施設 | オールデイダイニングレストラン スペシャリティレストラン ラウンジ&バー シグネチャー・バー 宴会場、会議室、チャペル ライブラリー・ラウンジ、屋内プール フィットネス、スパ |
賃貸棟【東棟】[南街区]
構造 | 地上28階、地下3階 |
高さ | 不明 |
用途 | ホテル、オフィス、都市型スパ、商業施設 |
賃貸棟【東棟】のフロアは以下の通りです。
5階~27階 | [ホテル]ビジネスから観光まで幅広いニーズを取り込むアップスケールホテル |
5階~17階 | [オフィス]総貸室面積約19,000㎡、基準階面積約1,500㎡の中規模オフィス |
3階~4階 | [都市型スパ]レジャーからウェルネスまでを対象とした都市型健康増進施設 |
1階~2階 | ホテルロビーなど |
地下1階~2階 | [商業施設]西棟低層部商業と合わせた店舗面積約12,500㎡ |
主に、ホテル、オフィス、都市型スパ、商業施設から構成されます。
アップスケールホテル(300室)は、世界的高級ホテルブランド傘下のホテルが一般的で単価は20000円~30000円とされています。

3階から4階にかけて開業する都市型スパは、「神戸みなと温泉 蓮」などを運営する株式会社ラスイートが運営するものとなります。
大阪駅方面を眺められる屋外温水プールのほか、温浴ゾーン、フィットネスゾーン、屋内プール、健康増進サロンなどが設けられる予定で、注目を集めそうですね!(詳しくはこちら)
阪急阪神ホテルズのホテルが進出!
うめきた2期の南街区・東棟には、阪急阪神ホテルズが運営するホテルが進出!
名称やブランドなどは明らかになっていません。レストラン、バー、フィットネスが設置された、ホテルとなります。
名称 | 未定 |
客室面積 | 23㎡が中心 |
客室数 | 482室 |
開業時期 | 2024年下期 |
分譲棟[南街区]
構造 | 地上51階、塔屋2階 |
敷地面積 | 5,174.47㎡ |
建築面積 | 3,042.00㎡ |
延床面積 (容積対象面積) | 83,791.40㎡ (55,689.80㎡) |
高さ | 約185m |
用途 | 約600戸のハイグレードの都市型住宅 |
分譲棟は約600戸の住宅とのことで、タワーマンションとなりますね。
ハイグレードとなるため、大阪駅近接の高級物件となりそうです。
低層階には大規模な商業施設が整備
南街区の低層階には商業施設が整備され、国内外からの来訪者が楽しめるレストランやショップから、近隣に住む人やオフィスワーカー向けの店舗などが出店予定とのこと。
店舗面積は約12,500㎡となります。
フードマーケット「Time Out Market Osaka」が誕生!
世界の主要都市で発行されているイギリスのシティガイド「Time Out」の編集者が監修した、食と文化を体験できる大規模フードマーケット「Time Out Market Osaka(タイム アウト マーケット オオサカ)」が誕生!
うめきた(大阪)地下駅が開業!
東海道線支線地下化により、うめきた2期エリアに新駅が誕生します!
名称は、「北梅田駅(仮称)」とされてきましたが、2020年3月に「大阪駅」となることが決定しました!
※JR西日本は「うめきた(大阪)地下駅」の呼称も使用していくとのこと
うめきた(大阪)地下駅には、関空特急はるかが停車し、関空・新大阪駅のアクセスが飛躍的に向上します。
2031年に開通を予定しているなにわ筋線開業時には新大阪駅からうめきた2期エリアの大阪駅(地下)を経由し、難波エリアも経由し、関西国際空港までダイレクトにアクセスできるようになります。
地上部には新たに駅ビルも2025年春開業予定です!

大阪駅新改札口などと接続し、大阪駅がさらに巨大ターミナル化します!
参考記事↓


参画企業
事業に参画する企業の紹介です。
土地譲受事業者
- 三菱地所株式会社 【代表】
- 大阪ガス都市開発株式会社
- オリックス不動産株式会社
- 関電不動産開発株式会社
- 積水ハウス株式会社株式会社
- 竹中工務店阪急電鉄株式会社
- 三菱地所レジデンス株式会社
- うめきた開発特定目的会社
設計・運営事業者
- 株式会社三菱地所設計
- 株式会社日建設計
- 有限会社SANAA事務所
- Gustafson Guthrie Nichol Ltd.
- 株式会社日比谷アメニス
- 阪急阪神不動産株式会社
オフィスの入居企業は?
うめきた2期エリアのオフィス入居予定企業について見ていきます。
- サンワカンパニー(住宅設備)【東棟】
以上、1社が明らかになっています。
開業スケジュール
うめきた2期の開業スケジュールは以下の通りです。
2020年9月 | 都市計画決定 |
2020年度下期 | 賃貸棟着工(南街区、北街区) |
2021年度下期 | 公園施設着工 |
2022年度上期 | 住宅棟着工(南街区、北街区) |
2024年夏頃 | 先行まちびらき(賃貸棟および一部都市公園) |
2026年度下期 | 公園施設竣工 |
2027年度下期 | うめきた2期地区全体開業(民間宅地および都市公園) |
要は、うめきた2期の開発が本格化するのは2020年秋ごろからとなりますね。
東京オリンピックが終わった後で首都圏の開発がある程度一巡することを見込んでいるのかもしれません。
そして、まちびらきが2024年夏頃となります。
まだまだ先の話と思いがちですが、あっという間に2024年になってしまいそうです。
さいごに
うめきた2期の計画がいよいよ明らかになりました!
ここに広大な都市公園と、高層ビルが建つ光景が楽しみですね!!




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