福岡県福岡市中央区天神の天神北エリアを代表する大型商業施設「ミーナ天神」について、建物の老朽化などを理由に再開発に向けた建て替えの検討が本格始動していることが明らかになりました!早ければ2030年代の開業を目指します。
2023年4月に旧ノース天神と一体化リニューアルしたばかりの「ミーナ天神」が、天神ビッグバンの規制緩和等を視野に大型複合ビルへの建て替えを検討!隣接する「福岡中央郵便局」「イオンショッパーズ福岡店」の段階連鎖建替えプロジェクトと連動し、敷地面積1.5万㎡を超える天神北のメガ街区が一斉に超高層化へ!
そんなミーナ天神の建て替え・再開発計画について、現在の施設概要や歴史、リニューアル直後に建て替えを検討するに至った背景、周辺プロジェクトとの連動スキームなどを徹底解説していきます!

| 2026年9月6日 公開 |
ミーナ天神 建て替え・再開発計画の概要
現時点で判明している計画・検討の概要は以下の通りです。
| 施設名称 | ミーナ天神(再開発後:仮称・ミーナ天神建て替えプロジェクト) |
| 所在地 | 福岡県福岡市中央区天神4丁目3番8号 ほか |
| 交通アクセス | 福岡市地下鉄空港線「天神駅」直結(天神地下街直結)、西鉄福岡(天神)駅徒歩約5分 |
| 現況建物規模 | ・地上9階、地下2階建て ・総売場面積:約22,000㎡(約6,700坪) ・敷地面積:約4,600㎡(※隣接するE&Yビル等を含む一体街区約1,400坪) |
| 建て替え後の構想 | 天神ビッグバンボーナス(天神BBB)を活用した超高層複合タワー(低層部:商業施設、中高層部:ハイグレードオフィス、ホテル等) |
| 所有者・事業者 | 福岡スタンダード石油株式会社 ほか |
| 開業目標時期 | 早ければ2030年代の開業を視野に検討中 |
2023年にリニューアルしたばかりのミーナ天神がなぜ建て替えるのか?
2023年4月、ミーナ天神は隣接する「ノース天神」との間の連絡壁を撤去して1棟に統合する大規模改修を実施し、九州最大のユニクロやジーユー、ロフト、ニトリEXPRESS、ブックオフなどを集結させて生まれ変わったばかりです。
順調に見える同施設がなぜ今、建て替えを検討し始めたのでしょうか。その背景には3つの決定的な要因があります。
1. 築50年を超える躯体の構造的限界と耐震・維持管理コスト
現在のミーナ天神は、外観や内装こそ現代風に刷新されていますが、建物の骨格・躯体は以下の通り極めて古い建物です。
- 旧ミーナ天神側(旧マツヤレディス):1973年竣工(築53年)
- 旧ノース天神側(旧ショッパーズ専門店街):1974年竣工(築52年)
2023年の改装は、解体新築を伴わない「リノベーション」にとどまったため、給排水管や空調配管、電気設備、耐震性能などの根本的な老朽化対策としては限界があり、長期的な安全維持のためには最終的なスクラップ&ビルドが避けられない状況でした。
2. 2023年改装は「暫定活用」だった?
ビルを所有する地元大手の福岡スタンダード石油は、2018年に「ミーナ天神」「ノース天神」「E&Yビル」の3棟を約260億円で一括取得しました。
当初から天神ビッグバン制度を活用した建て替えも検討されていましたが、建築資材の高騰やコロナ禍、テナント調整の兼ね合いから、まずは両ビルの壁を抜いて一体化させる改装を施し、「10〜15年スパンの中期的な収益確保と天神北の集客維持」を図った経緯があります。
今回の建て替え検討の表面化は、いよいよその「次なる本丸の再開発」へ舵を切ったことを意味します。
3. 「天神ビッグバン」の規制緩和による巨大な床面積の拡大余地
現在のミーナ天神は地上9階建てにとどまっていますが、福岡市の再開発促進策「天神ビッグバン」や「天神ビッグバンボーナス(天神BBB)」の認定を受ければ、容積率の大幅な割増(最大1,400%程度まで)や高さ制限の緩和が受けられます。
建て替えにより、現在の延床面積を大幅に上回る地上20階〜25階規模、高さ100m前後の超高層複合タワーへとスケールアップすることが可能となります。
【歴史】マツヤレディスから一体型ミーナ天神までの歩み
天神北のシンボルとして親しまれてきたミーナ天神の歴史を振り返ります。
| 1973年(昭和48年) | ファッションビル「マツヤレディス」開業(天神の若者・女性文化の発信地に) |
| 1974年(昭和49年) | 隣接地に「ショッパーズ福岡専門店街」が開業 |
| 2005年(平成17年)10月 | ファーストリテイリングが改装を手掛け「ミーナ天神」として開業 |
| 2012年(平成24年)8月 | ショッパーズ専門店街が「ノース天神」としてリニューアルオープン |
| 2018年(平成30年)7月 | 福岡スタンダード石油がミーナ天神・ノース天神・E&Yビルの3棟(敷地約1,400坪)を取得 |
| 2023年(令和5年)4月 | ミーナ天神とノース天神が壁を抜いて一体化し、新生「ミーナ天神」として大型リニューアル |
| 2026年(令和8年)8月 | 建物の老朽化に伴い、天神ビッグバンを活用した建て替え検討が報道 |
| 2030年代 | 新複合ビルとして開業予定(目標) |
天神北エリアが一体連鎖再開発へ!郵便局・イオンとの連動構想
ミーナ天神の建て替えが始動したことで、昭和通りの北側に位置する「天神北エリア」の三大街区がすべて再開発へと向かうことになりました。
日本郵便とイオン九州は、すでに街区を越えた「段階連鎖建替えプロジェクト」を発表しており、ここにミーナ天神が合流することで、天神北の都市構造が根本から再編されます。
| プロジェクト名 | 敷地面積 / 築年 | 事業者 / 計画内容 | 目標時期 |
| ① 福岡中央郵便局 建て替え | 約4,700㎡ 1982年築(築44年) |
日本郵便 オフィス・商業・郵便局複合タワー |
2030年頃完成目標 |
| ② イオンショッパーズ福岡店 建て替え | 約4,600㎡ 1971年築(築55年) |
イオン九州 商業施設・生活拠点複合ビル |
2030年代中頃完成目標 |
| ③ ミーナ天神 建て替え | 約4,600㎡ 1973〜74年築(築50年超) |
福岡スタンダード石油 ほか 大型複合ビル(商業・オフィス・ホテル等) |
2030年代開業視野 |
段階連鎖建替えの相乗効果
福岡中央郵便局の建替え期間中、郵便窓口業務などはイオンショッパーズ福岡内へ一時移転して営業を継続し、郵便局タワー完成後に今度はイオン側が解体・新築に着手するという「段階連鎖型」のスキームが組まれています。
これに隣接するミーナ天神(敷地約4,600㎡)が連動することで、合計約14,000㎡(約4,200坪)に及ぶ広大な敷地が一斉に高度利用されることになります。
- 歩行者ネットワークの立体化:天神地下街の北端からの地下アクセス改善に加え、2階レベルのペデストリアンデッキ新設による歩車分離動線の構築。
- 交通結節点機能の強化:昭和通り・渡辺通りの交差点周辺におけるバス待ち環境の改善やタクシープール、荷捌きスペースの集約。
- 天神北〜那の津・ウォーターフロントへのゲートウェイ:天神中心部(ワンビルや新天町・パルコ側)から須崎公園・福岡市民ホール方面へと人の流れを呼び込む強力なマグネット拠点が誕生します。
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ミーナ天神の位置・アクセス
場所は福岡県福岡市中央区天神4丁目3-8。
昭和通りと渡辺通りの交差点北東角に位置し、天神地下街直結で地下鉄天神駅へもスムーズに接続しています。
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