神戸市はこのほど、神戸空港新ターミナルの概要を公表した。2024年3月末の供用開始を目指す。
神戸空港は2025年の大阪・関西万博、その先の航空需要の拡大を見据え、新たな神戸の空の玄関口にふさわしい国内・国際一体型ターミナルの整備事業を進めている。
落札事業者は、竹中工務店・湊建設工業・TC 神鋼不動産建設・梓設計グループで、コンセプトは「海に浮かび森を感じる。」新ターミナルとなっている。
空港ターミナルの配置は、現行ターミナルの北西側、約13,000㎡に整備され、ロビーからはランドスケープの緑・自然が感じられる空間となる。
また、「出発・到着ロビー」「保安検査場」「搭乗待合室」を1階に設けること(1層方式)を採用することにより、旅客機能を1階に集約し、利用者に分かりやすいターミナルを目指す。
2025年には国際チャーター便の運用が認められた神戸空港は、今後さらに国内線発着枠の拡大を目指していく。
商業施設も併設
商業施設は「にぎわい空間」の一部として、「旅客ロビー」「待合搭乗室」に設けられる計画となっている。
今後の計画
2023年5月下旬 | 本契約(5月議会の議決後) |
2023年~2025年 | 設計・施工 |
2025年2月末 | 完成予定 |
2025年3月末 | 供用開始予定 |
神戸空港新ターミナル(サブターミナル)の概要
名称 | (仮称)神戸空港新ターミナル(サブターミナル) |
主要用途 | 空港旅客ターミナルビル |
延床面積 | 約14,600㎡ |
建築面積 | 約12,900㎡ |
建物階数 | 地上2階 |
構造 | 鉄骨造 |