東京都港区北青山の神宮外苑エリア一帯に三井不動産などの再開発ビル「神宮外苑地区市街地再開発事業」が2028年より街びらきし、2032年、2035年と段階的に竣工し新たな街が誕生！
秩父宮ラグビー場や神宮球場が建て替わり、2本の超高層ビルが誕生！高層階はオフィスやホテル、低層階は商業施設となり、店舗が複数出店予定！
新国立競技場近くの神宮外苑一帯の大型再開発事業で期待が高まっています！
そんな、神宮外苑地区市街地再開発事業について、テナントや開業日について見ていきましょう！
| 2023年7月22日 公開 |
神宮外苑地区市街地再開発事業の外観は？
神宮外苑地区市街地再開発事業の建物はこのようになるそうです。
秩父宮ラグビー場や神宮球場が建て替わり、オフィスやホテル、商業機能が一体となった、すべての機能が揃った新たな街が誕生します！
緑豊かな神宮外苑との調和を図るものと思われます。
神宮外苑地区市街地再開発事業の概要
神宮外苑地区市街地再開発事業の概要は以下の通りです。
神宮外苑地区市街地再開発事業の再開発エリアは主に、
- ラグビー場棟
- 複合棟Ａ
- 複合棟Ｂ
- 複合棟Ｃ（Bと一体の建物）
- 事務所棟
- ホテル併設野球場棟
- 文化交流施設棟
と7つの建物で構成されます。
| 名称 | 神宮外苑地区市街地再開発事業 | |||||
| 所在地 | 東京都港区北青山、新宿区霞ヶ丘町 | |||||
| 敷地面積 | 174,700㎡ | |||||
| 延床面積 | 565,000㎡ | |||||
| ラグビー場棟 | 事務所棟 | 複合棟Ａ | 複合棟Ｂ | ホテル併設野球場棟 | 文化交流施設棟 | |
| 延床面積 | 76,700㎡ | 213,000㎡ | 127,300㎡ | 30,300㎡ | 115,700㎡ | 2,000㎡ |
| 構造 | 地上7階 地下1階 |
地上38階 地下5階 |
地上40階 地下2階 |
地上18階 地下1階 |
地上14階 地下1階 |
地上1階 |
| 高さ | 55m | 190m | 185m | 80m | 60m | 6m |
| 用途 | ラグビー場 店舗 文化交流施設 駐車場等 |
事務所 店舗 ロビー 駐車場等 |
事務所 店舗 ロビー 多目的室 駐車場等 |
サービスアパートメント 室内競技場 駐車場等 |
野球場諸室 観客席 宿泊施設 ロビー 駐車場等 |
事務所 店舗 |
| 完成予定年 | Ⅰ期：2028年度 Ⅱ期：2034年度 |
2028年度 | 2032年度 | 2035年度 | 2032年度 | 2035年度 |
神宮外苑地区市街地再開発事業はどのような施設に？
神宮外苑地区市街地再開発事業がどのような施設になるのか見ていきます。
秩父宮ラグビー場が建て替えへ！
神宮球場がある場所には秩父宮ラグビー場が建て替えて建設されます！
「スポーツの力」で未来を育てるスタジアムをビジョンコンセプトに、収容人数25000人の全天候型アリーナとして整備されます。
当初計画では観客席のみ屋根付きの予定でしたが、原則はラグビー場としての機能ですが、音楽コンサートなども開けるように多目的アリーナとなります。
屋内は人工芝で整備されます。屋根も高く、気持ちよく試合ができそうですね。
神宮球場は建て替えられ「ボールパーク」が誕生！
神宮球場は現在の秩父宮ラグビー場の場所で建て替えられます！
球場の観客席の上にホテルが建設され、ホテルと併設された野球場となります。
後述しますが、背後には商業施設も設けられ、東京で初となる、本格的な「ボールパーク」が誕生します！観客席から目線の先には銀杏並木が並び、四季折々の神宮外苑を見ながらスポーツ観戦できますね。
ボールパークとは？
ボールパークとは、野球などの球技観戦だけでなく、試合がない日でも、買い物や食事、レジャーを楽しむことができる賑わいや交流を創出するエリアで構成される空間です。
海外では一般的ですが、日本国内ではここ数年で複数施設が誕生しつつあり、トレンドとなっています。
北海道北広島市には日本ハムファイターズの「北海道ボールパークFビレッジ」内の「エスコンフィールド北海道」などが有名です。サウナやホテル、商業施設、公園、マンションが一体となっています。ホテル客室から試合が眺められるなど工夫がされています。
また、長崎県長崎市ではサッカースタジアムとホテル・オフィス・商業施設をミックスした「長崎スタジアムシティ」が開業。
伊藤忠商事本社ビルが建て替えへ！
神宮外苑地区に位置する、伊藤忠商事本社ビルが建て替えられます。
2021年時点では2026年度竣工予定としていましたが、2023年6月には2027年4月までに着工する計画に変更されています。このため、竣工は2029年～2030年代前半の可能性がありますね。
現本社ビルは地上22階地下4階ですが、建て替え後は地上38階地下5階へと大型化・超高層化されます。
聖徳記念絵画館前の広場が復活！
1926年（大正15年）にできた聖徳記念絵画館は、絵画館前に広大な広場を有しており完成当時は芝生が広がっていましたが、戦後、GHQに接収された際に広場にはスポーツ施設が設けられ、緑が奪われていました。
こうした聖徳記念絵画館前の広場も再開発によってスポーツ施設の再配置を行う結果、広場が復活することとなります。銀杏並木越しに芝生が広がり、聖徳記念絵画館が見える、完成当時の風景が蘇ることとなります。
このほか、新たな樹林地も設けられるため、木々の新陳代謝も行われることでしょう。
低層階は商業施設
複合棟Aを中心に低層階は商業施設となります。
事業主体は三井不動産なので、ネットでは「ららぽーと」計画なんて囃されていますが、どちらかというと都市型商業施設なので「東京ミッドタウン」ブランドに近いものになると思われます。
三井不動産では、東京ミッドタウン日比谷や東京ミッドタウン八重洲など、東京ミッドタウンブランドで都市型のミクストユース開発（複合再開発）を推進しています。
神宮球場に隣接するため、試合時はもちろん、試合がない日も商業施設が賑わうように工夫されることでしょう。
神宮外苑地区市街地再開発事業のテナントは？
2023年7月22日現在、求人誌等からテナントは明らかになっていません。
2028年度以降開業予定なので、概要の発表などはまだまだ先でしょうね。
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神宮外苑地区市街地再開発事業の開業日は？
神宮外苑地区市街地再開発事業の建物の開業時期は以下の通りです。
| 2027年（令和9年） | ラグビー場棟（Ⅰ期）竣工予定 |
| 2032年（令和14年） | ホテル併設野球場竣工予定 |
| 2034年（令和16年） | ラグビー場棟（Ⅱ期）竣工予定 |
| 2035年（令和17年） | 中央広場竣工予定 |
| 完成時期未定 | 複合棟A、複合棟B、事務所棟 |
現時点での計画では2035年の全体完成を予定しています！
神宮外苑地区市街地再開発事業の地図（場所・アクセス）
場所は明治神宮外苑エリアとなります。
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